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2014年07月13日

小説『桜の奇跡が舞い降りる』第19話☆心のプラカード

小説『桜の奇跡が舞い降りる』第19話
 
一階のリビングルームの扉を開けると、父さんがいつものように、新聞を読みながら、夕飯を待っているのが見えた。そして台所の奥から、
「おかえりん♪ ピン太」と聞き慣れた女の子の声がした。
「えっ。サーモン!?」僕の前には、制服にエプロン姿のサーモンがお盆を持って、食事の支度をしていたのだ。
「部活はどうしたんだよ」
「受験シーズンに突入したから、放課後は早めに帰ってるよ。知らなかったの?
そう言って、サーモンはニヤリと笑った。
「どう?レースのエプロン似合う?ピン太ママに出してもらったんだよ」「ほんとに、可愛いわあ。サーモンちゃん、すっかり女の子らしくなったわね」母さんは、目を輝かせながら、食事を運ぶ。
ひょっとして、母さんの言っていたサプライズってこれか!?
「ピン太のやつ、サーモンちゃんのあまりの可愛さに、動揺しているぞ」後ろから、父さんの声が響く。僕は、振り払うように、
 
「そうじゃないって。何だか、サーモンが料理するってイメージが結びつかないんだよな…」そう言って、僕はサーモンの姿をまじまじと眺めた。
以前は、男の子と区別がつかないほどのやんちゃぶりだったサーモンだが、こうして見るとレースのエプロンも意外と様になっている気がした。
仕草もどことなく、細やかな感じになった気がする。
「それにしても、ピン太、勉強してるみたいじゃん。どうしたの!?」サーモンの言葉に僕は少しムッとして、
「受験生だから当たり前だろ」と返した。先ほどまで、幻覚でうさぎのぬいぐるみと戯れていただなんて、言えない。 
「サーモンちゃんも受験生なのに手伝わせてしまってごめんね。ご飯たくさん、食べていってね」
母さんは、ニコニコしながらテーブルの中央に、花を飾った。
サーモンが食卓にいるので、父さんはいつもより嬉しそうにデレデレしていた。
「サーモンちゃんが嫁にきたみたいだなあ」父さんの言葉に、僕は、ハンバーグを喉に詰まらせそうになる。
「ゴホゴホゴホッ…」僕は、自分の胸を拳で軽く叩いた。
「やだなあ、ピン太パパ。そういうんじゃありませんって」サーモンは、アハハと軽く笑いながら返した。
「いえいえ、サーモンちゃん、ハンバーグをこねる手つきも良いし、我が家にお嫁さんに来てくれたら嬉しいな」
母さんは、まんざらでもなさそうにサーモンに言った。
 
しかし、サーモンは、「ピン太には、好きな女の子がいるんですよ」と二人の発言を受け流すようにサラリと言った。
 
更に、僕は、ハンバーグとご飯をも喉に詰まらせてしまった。
「やっぱりそうなのか!?父さんの知ってる子か」父さんは、ニヤニヤしながら身を乗り出してきた。
「髪がストレートで長くて、ふわふわしていて、例えるなら桜色の花びらという感じの女の子だよね。
動物に例えるなら、ぴょんぴょんしているうさぎかな」
サーモンは、苦しそうにしている僕を横目に、口の端で笑っている。 
 
愛しいブログ読者さまに雪崩のごとく桜の奇跡がたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさん×∞に降り注ぎますように
 
 
AKB48さまの『心のプラカード』
聴きました!
 
これは…
カニカニポーズがミクルビームですね
(^-^)v
 
ありがとうございます


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posted by 大西さくら at 23:12 | Comment(0) | 小説『桜の奇跡が舞い降りる』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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