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2014年01月22日

小説『桜の奇跡が舞い降りる』第9話☆僕のいた時間

 
さて、僕はその日から一週間ほど、ピンクに会えなくなった。理由は簡潔、彼女が花壇に来なかったのだ。
花飾りの帽子をまとった校長先生が、花の手入れをしているのを見かけるが、ピンクの姿はどこにも見当たらない。僕が相当、がっくりきたのは言うまでもない。
幻だったのだ。彼女は、幻だった。僕は必死に自分に言い聞かせていた。
五月も終わりに近づき、梅雨の季節に入り始めたころ、僕はまた不思議な夢を見た。
中学に入り始めたばかり頃の僕が、夜桜が吹きすさぶ中、花びらを一枚だけを手に入れようと、必死にその場を駆け回っている。たくさんの花びらが降り注いでいるのに、一枚も手に入らない。
「難しいな」ふと、僕は天を仰ぎ、こんもりとした桜に隠れている木の枝を見つめた。しばし、僕は目を疑う。小さな女の子らしい人影が、細い枝に座っているのが見えたのだ。
「あれ? おーい! 危ないよ。降りておいでよ」しかし、あんな細い枝に小柄とはいえ、人間が乗るだろうか。
僕は、樹のふもとの、枝がよく見える場所まで移動した。そのとき、風がぶわっと強く吹いた。
僕は、パーカーの襟を抑え込む。そのとき、桜の影に隠れていた女の子が、風と共に僕のほうへ落下してきたのだ。
「うわああああ」僕は、突然のことに声を上げた。両手を広げて、彼女を受け止めようとする。そのとき女の子は、ふわりと宙に浮き、静止した。
ピンク色のベレーボーをかぶったおかっぱ頭で、ピンクのコートを着ている。歳は、僕より二つくらい下だろうか。
桜のピンクがかった白に、照りかえった光で彼女の顔を確認した。
 
まあるい瞳に、花びらのような頬の形をした可愛らしい女の子だった。どこかで会ったことあるような…。
「お兄ちゃん…」彼女は僕を見て、そうつぶやいた。
「ピンク!」突然、見覚えのある少女の面影と重なり、僕は叫んだ。そこで、僕は目が覚めた。
「はあああああ…」放課後、僕はモップを持ったまま、廊下の窓際で深いため息をつく。窓の格子に片手を乗せて、がっくりとうなだれていた。
「どうしたんすか。ピン太先輩」後ろから、体格の良い男子生徒が忍び寄るのがわかった。
僕は、口を一文字にさせたまま、振り返った。 「あ…ゴン太」僕はつぶやく。ゴン太は、僕より二つ学年が下の後輩だ。
小学生の頃からの幼馴染でもある。成長の速度が周りより著しいのか、僕よりも一回り背が高く、ゴツゴツした体型である。刈り上げた短髪と浅黒い肌と大きな体は、学校内でも目立つ存在だ。
 
彼は野球部だったか、陸上部だったか、掛け持ちしているかは忘れたが、体育系の部活動からは引っ張りだこである。
 
愛しいブログ読者さまに雪崩のごとく桜の奇跡がたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさん×∞に降り注ぎますように
 
小説
ですね〜(*^_^*)
 
さてさて今日は、『僕のいた時間』DAY☆
楽しみにしています!
ありがとうございます
 
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posted by 大西さくら at 20:36 | Comment(0) | 小説『桜の奇跡が舞い降りる』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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