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2013年09月29日

小説『桜の奇跡が舞い降りる』第6話☆バシャールさま

 
桜の奇跡が舞い降りる 第6話
 
五月の新緑の風は、昨日見た苦しい夢を和らげてくれるような、爽やかさだった。
 
(それにしても、そろそろ中間試験か・・・)急に、また憂鬱なことを思い出してしまう。受験生としての自覚がまだ僕には足りないのか、志望校すら的を絞れていない状態だ。勉強はあまり好きではなく、成績の方は国語がいくらかましなほうだが、数学はちんぷんかんぷんな状態である。
 そのとき、ポンッと誰かが僕の肩を叩いた。
「ピン太―っ。おはよーう。今日は、起こしに行かなくても大丈夫だったみたいだね」後ろから、張りのある声が響く。 
「サーモン。おはよう」 「何だか浮かない声だねー。もうすぐ、試験だから? あっ、それとも・・・」サーモンが、ほくそ笑む。
「この前の子とやっぱりうまくいかなかった感じだね」サーモンの言葉に、僕はぷいっと横を向く。
 
「何で嬉しそうなんだよ」
「別に嬉しいってわけじゃないけど。一度当たって砕けたほうがいいんだよ。ピン太って昔っからああいう感じの女の子好きだろ。自分が、優柔不断なくせに、ああいうフワフワした女の子に弱いんじゃない」サーモンが少しだけ、焦ったようにまくし立てている。
「サーモン、そういえばこの前さ」僕は、気になっていたことを聞こうと思った。
 
「な、何」
 
「この間、同じ後悔は繰り返さないで、って言っただろう。あの発言の意味がわからないんだけど」
サーモンが、僕の手をつかんで、花壇にいるピンクのほうへ連れて行ったことを思い出した。そのときの、サーモンの発言を思い出していた。
 
「覚えていない? 二年前さ、ピン太、おかっぱでベレー帽かぶった女の子と、ちょうどこの辺歩いていたじゃん」サーモンが口を尖らせる。
「ちょうど、桜満開の四月で・・・あの日は日曜日だったと思うけど。あの後、ピン太、告白もしないで別れちゃったみたいだったからさ
サーモンの話に、僕は疑問符をつけずにはいられない。
 
「はあ? 俺、まったくそんな記憶ない」
 
「うそ。覚えてないわけない」サーモンはやや怒ったように言葉をぶつける。
何だかケンカになりそうな雰囲気だ。
「サーモン、そういえば髪、伸びたな。二年前は、ベリーショートで男の子みたいだったじゃん」僕は、話の流れを変えようと試みた。
「おかっぱの女の子ってサーモンのことじゃない?」僕は、そう言ってサーモンの髪を撫でた。ふわりと、花の香りがした。サーモンの顔は見る見るうちに火が噴き出しそうになっていた。
 
「! 気安く触らないで」僕の手をサーモンは、振り払うと、タッタッタッと走り出して、あっという間に姿を消してしまった。
女の子って分からない・・・と僕は、少しため息をついた。
 二年前と言えば、ちょうどサーモンが髪を伸ばし始めたころだった。
ベリーショートのほうが、楽だとけして髪を伸ばさなかったサーモンが、ちょうど肩くらいまで伸ばし始め、現在に至る。
髪を伸ばし始めた理由を僕が聞いても、彼女は何も答えなかった。   
(もしかして、今の話に関係しているのかな)僕は、歩きながらうなっていた。 
 
二年前、ベレー帽をかぶったおかっぱの女の子と、この辺を歩いていたというのは、親戚の小さな女の子の面倒でも僕は見ていたのだろうか。いや、でもサーモンが勘違いするくらいだから、年は近い女の子だったのだろう。
 
 (ん・・・? サーモンがそれをきっかけに髪を伸ばし始めたとしたら、つまりサーモンは、僕のこと・・・好きだとか)
 
しかし、僕は、首を横に振った。だとしたら、サーモンはわざわざ、ピンクと僕の仲を取り持とうとなんてしないだろう。
 
「やっぱりサーモンの記憶違いだよな。そもそも、僕の初恋は、つい最近始まったばかりだし学校の校門で差し掛かったところで、僕がつぶやくと、後ろからポンッと小さく誰かが肩を叩いた。
 
「先輩♪ おはようございます」小鳥がさえずるような可愛らしい声が響いた。
「うわああああっ」瞬間的に僕は叫んで後ろを向くと、びっくりしたように目を見開いているピンクがいた。今の独り言、聞かれていただろうか。
愛しいブログ読者さまに雪崩のごとく桜の奇跡がたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさん×∞に降り注ぎますように
 
我が家で話題になっていたバシャールさま…初めてYouTubeで聴きました☆ありがとうございます
ワクワクさん状態になりました!ありがとうございます
 
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posted by 大西さくら at 23:22 | Comment(0) | 小説『桜の奇跡が舞い降りる』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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