ス ポンサードリンク

2013年09月24日

小説『桜の奇跡が舞い降りる』第5話☆神様のベレー帽〜手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話〜

 
桜の奇跡が舞い降りる
第5話
 
その日、僕は妙な夢を見た。夜桜の中、小さな女の子が暗闇のほうへ消えていく。僕は、彼女を必死に追いかける。
「待ってくれ」僕は、歪んだ地平線を越えようとして、ばっと僕は身を乗り出す。
 
体がぞわぞわと悪寒に襲われ、落下していく。そして、彼女が振り向いた瞬間に、僕は夢から覚めるのだ。
「はあはあはあ・・・」僕は、軽く寝汗をかいていた。
「ピンちゃん―っ。起きなさい! ・・・あら」母さんが、階段をタッタッと上って、部屋のドアを開けると、僕がもうすでに目覚めて、白いワイシャツに袖を通していたので、拍子抜けしたようだった。
 
「最近は、すぐに起きられるようになったのね。感心感心。寝癖はピン太くんのまんまだけど」
朝ごはんの食卓で、母さんがのんびりと卵焼きを頬張りながら、ニッコリする。
「もう、そのピン太ってあだ名、やめにしないか」僕がつぶやくと、新聞を読んでいた父さんが、
「そりゃあ、ピン太、その寝癖を直さないと無理だなあ」と笑いながら言った。
「そのぼさぼさ頭だと、高校行ってからガールフレンドできないぞ」父さんが僕をからかうと、
母さんが、
「あらあ、ウルフカットみたいでいいじゃない。
今の男の子の流行りなんでしょ。ねっ。ピンちゃん」とウィンクしながら言った。
 
「それに小さい頃から、はねていたから、もしかしたらあれよ、ピンちゃんの髪は天然なのかもね」
「母さん・・・ピンちゃんって呼ぶのも、何か恥ずかしいからもうやめろよ」
 しかし、父さんも母さんも僕の言葉を聞いていない。
「最近、でもピンちゃんの顔、すごーく大人っぽくなったわねぇ・・・ご飯食べる量は変わらないのに、引き締まってきたというか、ちょっとやつれたというか、勉強しすぎて、疲れているのかしら。訳もなくため息ついているし」
「あー、それ多分違うな。あまり勉強してないかも」僕は、二杯目のご飯を頬張りながら、答える。
「受験生なのに、勉強してないのは問題だなあ。ひょっとすると・・・好きな女の子でもできたんじゃないか。父さんにはわかる」父さんの言葉に、思わずむせそうになった。
 
「ええっ。ピンちゃんはまだ中学生じゃない。恋とか愛とかわかる年齢?サーモンちゃんがガールフレンドじゃなかったっけ」母さんと父さんは、身を乗り出してきたので、何となく焦る。
 
 
「アハハハ。おっ、いけねぇ、そろそろ学校行かなくちゃ」
僕は、時計を見て、残りのご飯を口にかきこむと、洗面台へ向かった。   歯を磨きながら、父さんと母さんの会話が聞こえてきた。
「あの様子だと、片思いだな」
「ピンちゃんもいつの間にか、大人になっていくのね、失恋のひとつやふたつも経験して」
 今すぐ、二人の前で、怒鳴りたい衝動に駆られたが、ぐっと抑えて、僕は玄関で靴を履くと、 「じゃあいってきまーす」と高らかに叫んだ。  
「あーピンちゃーん。勉強はしっかりするのよー」
「まあいろいろと頑張れよ、父さん応援してるからな遠くに二人の声が響いていたが、それを聞かなかったことにして、僕は飛び出して行った。
 
愛しいブログ読者さまに雪崩のごとく桜の奇跡がたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさん×∞に降り注ぎますように
『神様のベレー帽〜手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話』
草なぎ剛さまが手塚治虫さま役(#^∪^#)何か良い味出てる〜♪
アッチョンブリケ!と顔真似する大島優子さまが可愛い(*´∀`*)
 
道先案内人の又吉直樹さまもミステリアスで素敵ですね、ありがとうございます
 
スポンサードリンク
posted by 大西さくら at 22:07 | Comment(0) | 小説『桜の奇跡が舞い降りる』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。